技能向上講習会の感想とご報告

団子張り講習に参加して - 岡田 菜緒

第11回神成会マス釣り大会

「タイル職人」と聞くと、やはり女性は少なく泥臭い現場仕事というイメージがありました。今回初めて団子張りを経験して、私の中でこのイメージが少し変わりました。
イメージ通りの力仕事はもちろんありますが、一方で細かな作業があることに驚きました。例えば、1ミリ単位で寸法を調整したり、細かく印をつけたり...。きっちりとした繊細な作業が、綺麗な仕上がりのためにはとても重要とのことでした。
また、職人さんの技術を目の前で見て、団子張りは「リズムが大事」という言葉を聞いて、まさに職人技!と思いました。タイルに乗せる貼り付けモルタルの量、乗せ方、貼り方などは本当に感覚で覚えることがほとんどです。やっている間はつい夢中になってしまい、あっという間に時間が過ぎていきました。何かを極めることが好きだったり、ものづくりが好きな人にはたまらない仕事なんじゃないかと思います。
団子張りは今はもうほとんどの現場では使われなくなってしまった工法とのことですが、こういった技術は受け継がれていってほしいと思いました。
貴重な体験をする機会を下さった神奈川県タイル煉瓦協会の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

団子張り感想 - 仙石 奈緒

第11回神成会マス釣り大会

今回、初めて団子張り講習会に参加させていただきました。タイル課に所属していますが、教科書でしかタイルの張り方を知らず、砂とセメントを混ぜたり、コテでタイルを張り付けたりする作業は、想像していたよりずっと体力と集中力が必要でした。タイルのプロの方々から、セメントの混ぜ方やコテの持ち方から教えていただき、参加しなければわからないことばかりだったので、自分の体で体験できたことはとても良い機会になったと思いました。
今はあまりない工法ということでしたが、若い職人さんも参加されており、自分のスキルアップのために慣れないことでもやってみようとする姿勢を見て、私ももっと自分の知らないことに挑戦していく積極性を持ちたいと思いました。タイルを張るという経験は中々できるものではないと思っていたので、個人的な感想としては肉体的に疲れた反面とても楽しかったです!日常生活の中で目にするタイルも、たくさんの職人さんが張っているのかと思うと、壁などを見るときもいつもと違った気持ちになりました。体験させてくださった矢沢社長や隣について教えてくださった方々に感謝しています!ありがとうございました!!

 

開催要項

開催日時 平成29年5月21日, 6月18日, 7月16日 各第三日曜日 計3日間
開催場所 (株)田沼タイル店横浜営業所2F
横浜市保土ヶ谷区上菅田町1283

技能向上講習会に多数参加して頂き、ありがとうございました。
これからも講習会など企画して参りますので、ご参加のほどよろしくお願いいたします。

技術委員長 矢沢保政(神湘支部)

一般社団法人 神奈川県タイル煉瓦協会

〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-9-7 グローリア初穂横浜508